Reason.1
社寺建築に精通した
技術者がいます
社寺建築の美を追求できます
社寺建築を手がける設計事務所はいくつもありますが、その事務所が社寺建築を判っていなくても実際には社寺建築は建ってしまいます。わからないところは、工務店まかせ、職人任せにしてしまえばいいからです。
いくつも社寺建築を手がけている事務所でも、そういう設計スタイルがまかりとおっていることがあります。しかし、それでは一般建築の設計監理と何ら変わらず、社寺建築を手がける設計事務所としてのメリットがありません。社寺建築は複雑で多くの知識が必要とされます。
それを知らないと社寺建築の美の追求はできません。弊社は社寺建築業界で長年携わっているメンバーで構成されていますので、職人と直接対話しながら工事を進めることができます。
Reason.2
私たちは木を知っています
樹種を知り、木組を知っているから
宮大工と直接対話しながら工事を進めることができます。
社寺建築に携わるのに大切なことの一つは、木をどれだけ知っているかです。木は工業製品ではありませんし、人の手で加工するものです。
それゆえ、木の事を知り尽くしていなければ、木材を多用する社寺建築では通用しません。工務店まかせや職人まかせにしているなら問題ないのですが、理解する人が少ない木材ほど、手間や経費が不透明です。
設計士はその調整役として、木を知りつくさなければならないのです。残念ながら、社寺建築に携わる設計士でも木材を知らない人は多いのが実情です。樹種も知らない。手刻みの木組どころか、機械加工のプレカットすら理解していない設計士もいます。
弊社は、木組みを知り、加工指導もできるので、宮大工と対等に会話をしながら社寺建築をつくりあげます。
立木の状態から伐採まで段取りができます
自然乾燥にこだわることも可能
曲木の調達にも立ち会います
Reason.3
手刻みの木組と士壁から造る
伝統工法の建築に長けています
日本の木造建築の構法(造り方)には二種類あります。
在来軸組構法と伝統構法です。
現在、木造建築を建てる主流の建て方は、在来軸組構法とよばれる、金物と筋交いに頼った建て方ですが、昔から建っているお寺は、金物を使わず木組や土壁から造られています。
これを伝統構法といいます。お寺の御堂でも伝統構法は使われなくなってしまいましたが、弊社は伝統構法の知識が豊富であるため、御堂でも伝統構法による設計が可能です。(地盤の状況に応じて出来ない事もあります。)
伝統構法を実現するためには、木を知っていなければならないのは当然のことですが、土壁についての知識も問われます。弊社がある地域はいまだに土壁を普通に使うため、土壁の知識が豊富なのが自慢です。
土壁が得意です
荒壁の泥土づくりには特にこだわりがあります
竹小舞にもこだわりがあります
左官の腕が問われる黒漆喰にも対応します
宮大工と打合せが出来ます
社寺建設の要は、軒反り。
何度も練り直し、最後は原寸におこします
宮大工と加工の打合せ
彫師と打合せながら彫刻のデザイン
Reason.4
お寺の耐震診断が得意です
お寺の耐震診断は特殊です。独特の勘所が必要になります。
現在、官民こぞって耐震診断を推し進めておりますが、実際に行われている耐震診断法は、耐震壁がどれだけあるかを確認するだけの、簡易な耐震診断です。
この耐震診断法の弱点は伝統構法の建物には通用しないということです。残念ながら、役所が推し進める耐震診断は、全ての木造建築物を対象にし、伝統構法の建物も在来構法の建物と同等な建物として診断します。
これではせっかくの建物も正しく評価されません。古いお寺は基本的に、伝統構法で造られており、一般的な診断法で診断することは適切ではありません。民家と比べ、建物が大きいため、重さ等も考慮する必要があるのです。
また、木組を理解している事は耐震診断をする上でも重要です。木材の接合部である仕口が診断の評価対象になるからです。
耐震診断をする設計士は、木材を知り、木組を理解していないといけないのです。いままでに30棟以上のお寺の耐震調査の経験があり、調査の勘所も熟知しております。
耐震調査が得意です
レーザーを使い、小屋組も正確に測定します
瓦の状態も調査します
緩んでいる楔はついでに閉めておきます
古民家の改修も得意です
ジャッキアップをして、定盤をつくります。
建て起こしてから土壁を塗り直します
古材を新築の建物に利用することも得意
Reason.5
業者選定に長けています
危険なのは選定した業者が倒産する事
工事途中で工事会社が潰れてしまっては何のために設計事務所に依頼したのかわかりません。最近もあちらこちらで聞く話です。社寺建築は工事が長期にわたるため、お金の流れがスムーズではありません。
多少なりとも体力のある会社でないと、数年に渡る工事を維持できないこともあります。それゆえ、業者選定の際に会社の財務状況を正確に確認する必要があります。万がー選定された業者が倒産してしまったら、大事な浄財が消えてしまう事になるからです。
業者選定をお寺の責任にし、財務状況を確認しない設計事務所もありますが、それは危険です。
第三者の視点である設計事務所が業者選定の際に財務状況をしっかりと見極めないといけないのです。もし、その設計事務所が携わった物件で、途中で工事会社が潰れてしまったような事があれば要注意です。業者選定を施主任せにしていた可能性があります。弊社は、財務状況を詳細に調べ、冷静な判断を促します。
職人と対話し、大工集団の工務店を監理
社寺建築を手がける工務店は、公共工事にも対応できるような優れた現場監督がいる工務店ばかりではありません。監督もいない大工集団であることもあります。
工務店に頼り切った設計事務所ではそういう会社には依頼できません。自分達の尻拭いをしてくれないからです。
弊社は職人と対話ができるので大工集団の工務店であっても条件さえあえば何等問題ありません。条件とは、檀信徒の浄財を無駄にしないということだけです。
Reason.6
鉄骨造、コンクリート造も
得意です
—社寺建築は、木造だけとは限りません
都市部、敷地条件、運計画あらゆる諸条件で最適な構造を選び、最適だと思われる方法を提案します。弊社は木造建築を得意としておりますが、現代建築への造詣も深いため、鉄骨造でも鉄筋コンクリート造でも適材適所で採用しております。
都市部、敷地条件、運営計画等、あらゆる諸条件で最適な構造を選びそれぞれの長所、短所を考慮して最適な解答を導きだします。
これも社寺建築設計に関わる1級建築士事務所としてのメリットです。
Reason.7
構造計算をします
伝統構法の木造建築でも構造計算ができます
木造建築であるとどうしても経験に頼りがちになりますが、鉄骨造やRC造でも構造計算をするように、木造建築の社寺であっても構造計算を勧めています。
特に伝統構法の建物は構造計算が出来ないと言われていましたが、昨今、多くの実験を繰り返してデータ分析が実現し、構造計算が出来るようになってきました。
改修工事に限らず、新築工事でも伝統構法で木造建築が実現できるようになっています。
弊社は伝統構法でも構造計算という裏づけに基づいて、設計いたします。
Reason.8
コストパフォーマンスに
優れています
弊社の設計料は5.5%~6.5%が標準です
設計監理業務というのは、ボリュームとして測りづらいのですが、仕事量としては膨大です。それゆえ、その業務を的確にこなすためには、多くの知識と経験値を積んだ人材が必要になります。弊社は少数精鋭を旨としているため、無駄な経費を省きコスト削減に尽力しております。弊社の設計料は 5.5%~6.5%が標準です。 尚、工事金額や伽藍構成の複雑さによって変わってきます。
Reason.9
コンペや
プロポーザルも対応
創造力と情熱を持ち、お客様の期待に応えるために全力を尽くします
労力を惜しみ、プロポーザルにしか参加しないとか、コンペに参加しても無駄だとか、そういう考え方はしません。工事会社に競争見積もりを依頼するように、設計事務所であってもコンペの依頼があれば真摯に対応させていただきます。
必要に応じて原寸のモックアップを作製します
プロジェクターを使って的確に説明します